美を追求し、審美という結果とも言われるエステティックの世界。
その分野において長きに渡って活躍しているセラピストってどんな存在なんだろう?
セラピストライフのインタビューを通してエステティックセラピストの話を聞く機会があります。
「これからどうなっていくのか、その人の未来を見せられるということです」
と、結果を出すことについて語ってくれたセラピストがいましたし、
「自分のお体や健康を完全に人に任せるではなく、ご自身で選択できるようになっていただけるように」
と、お客さまのあるべき姿について話してくれるセラピストもいました。
おそらく。単純に結果を出す。美しくさせる。だけでない、それぞれがそれぞれに積み上げてきたお客さまへの心に届かせるものがあるのかな?と話を聞いていてそう思うのです。
美しくなるって。きっといろんなカタチはあるけれど。お客さまはわかっているのでしょうね。
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『コミュニケーションは大切にしています。カウンセリングで聞く内容だけでなく、来店された時のお顔や靴を脱ぐときの仕草、歩き方、腰掛けた時の姿勢などから、お客様の状態を見るようにしています。少ない時間でどれだけの情報をキャッチできるかですね。施術中にも「今、喋りたいのかな。寝たいのかな」と、絶えずお客様のご様子をみるようにしています』
埼玉県富士見市みずほ台でプライベートサロン「Mapiciel(マピシエ)」を運営している、谷口幸美さんのセラピストライフを紹介しています。
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『ほんとに私の人生、思い通りになんていってないです。ただ回ってきたもの、ご縁のあるものを大事にしてきたんです。実はあの震災の日、私は神戸に行く予定だったんです。あと少し早く私が神戸に着いていたらと思うと。やっぱり今こうしていられることに意味があるんだって』
1996年よりエステテックセラピストとして活動し、2013年からはスクール運営と講師、さらにハーブの輸入販売を行っている、石橋志保さんのセラピストライフを紹介します。