(僕の場合はスタバですが)一つのお店に長く通ってますと、とっても微笑ましくて好きな瞬間に立ち会うことがあります。それは、
以前スタッフだった人がしばらくしてお客さんとしてやってくる瞬間です。
少し照れくさそうにパートナーを連れていたり、お子さんを連れていたり。
現スタッフも再会をとても喜びますし、その人もその場にいることを承認されそこで歴史を積み上げてきたという体感や空間を懐かしむ顔で満ち溢れています。
なぜそんなに嬉しい気持ちになれるのか?
おそらく。働いていた当時、居場所がココにあったという様々な体感(証)があり今も受け入れてもらえるという気持ちになれるからだと思います。
実はセラピストサロンやセラピストスクールであってもまったくそれは同じです。
その場で働くのは報酬を得るという目的だけでなく、その場にいることを承認されそこで歴史を積み上げてきたという体感を得ているからなのです。
もちろんスタッフだけでなくお客さんであっても。
体験として身体に染み付いているそれこそが、後になって急に寄りたくなるでしょうし、何年か振りにでも利用したくなるのです。
特にネットを活用したツールがどんどん増えていく中で。
接触頻度の高いサロンやスクールの原点でもあるその様な場作りをするということが、これからも何より大切なことと言えるでしょう。
だからこそ、常にその空間を生み出そうと常に意識し積み重ねているセラピストリーダーは、まさに最も大切なことの一つをなされているということになると思います。(文責:谷口晋一)