2016年12月。
セラピスト向けとしては3冊目。私にとって4冊目の新刊
『セラピストは一生の仕事〜心づよいミカタとなるセラピスト・シェルパ30』(BABジャパン)が発売されます。
そこでここでは、【セラピストは一生の仕事〜書籍製作ドキュメンタリー】として本書がどんな想いから生み出されてきたか?を書き綴ってみたいと思います。
セラピストはもちろんのこと、セラピスト・シェルパ(専門支援者)として活動されている方、またはご自身の出版をイメージされている方まで気楽に読んでいただければと。
2016年10月20日 セラピストの学校 谷口晋一
発売から約4.50日前となりますと、まさに一日一日が発刊に向けてのラストスパートとなります。
今まで出した原稿と、デザイナーから来たイラストデザイン、紙質や色刷りパターン、誤植修正や言い回しの共通化など、それぞれの編集担当者をはじめとするシェルパによって一冊の形となっていきます。
当然著者である私も送られてきたデータを見て、原稿執筆した時にはいいと思ったけど実際文字となると内容を微調整する必要が出てくるのもこの時期です。
ちなみにこの時点で大切なことは、全体のバランスが崩れない様に前後の文脈を押さえつつ、文字数も極力合わせて差し替えるための追加原稿を書いていきます。
ですのでもうなんども原稿を見返す中で、お腹イッパイ。。となるのがこの時期です。
で、いよいよ著者の手を離れる脱稿のとき。
その瞬間は最後の最後まで躊躇します。
「これで世の中に出る。さぁすべてを受け止める覚悟をもつんだ」と。
いくらプロフェッショナルな編集担当者がいたとしても。
チームシェルパにしっかり関わってもらっていても。
一旦著者名として自分の名前が載ったら。
どんな指摘や評価も自分に対して。となります。
それが著者の責務でもあるわけです。
さて。前書もそうだったのですが、僕はいつもこの時点で「自分にお疲れさん」をします(つづく)
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原稿が著者である自分の手元から離れたこの時点で、いつも僕は「自分におつかれさん」をします。
人によっては長期一人旅とか、色々あるようですが。
僕の場合は腕時計を買う、というものです。
といいましても高級時計の部類ではなく無名のアンティーク時計やメジャーでない機械式時計とか。(執筆中は時々アンティークショップや時計店に足を運んで眺めてました)
新書を出すために集中してきた時間は目に見えませんが、腕時計という形で目に見える形にして後々一人勝手に喜ぶという。また、その時計を身につけるとそのときのしんどさや達成感を味わえます。(すべて“こじつけ”ですが)
ただ書籍が発売されてからも、営業活動含め著者の働きは続きます。
残念ながら著者というだけで未だにチヤホヤされる事もあり、そこに対して自戒し続けるためにも。
この瞬間だけは、自分におつかれさん。なのです。
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この「書籍製作ドキュメンタリー」も最後となります。
本書のタイトルである、「セラピストは一生の仕事〜心づよいミカタとなる、セラピスト・シェルパ30」にかける僕の想いとは。
多くのセラピストに会ってきて、常に願う想いでもありました。
セラピストとしてせっかくこの世界に入ったのですから、一生と言わずとも。
1秒でも長く。そして1人でも多くのクライエントと対峙して欲しい。
やはりそのためには覚悟が必要です。
世の中にはセラピストを必要とする人が沢山います。
あなたをずっと探し続けています。
そのためにあなたができることがあり、
できることというのは「人に委ねる」ということも含まれているのです。
本書を通してそのことに気づいたり、行動してもらえたのであればそんなに嬉しいことはありません。
2016年11月 セラピストの学校 谷口晋一
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