時折、10年以上など長きに渡ってサロンやスクールを展開しているオーナーたちと情報交換をします。
昨晩はその中でもセラピストの学校の母体、セラポートの立ち上げ時からお世話になってるオーナーとやりとりしました。
変化の早いこの時代にあって、店舗の移転や撤退もフレキシブルに対応しますし展開をかけるときは一気に決断します。
そんな彼らが常に考えるのは、売上でもなければ話題性でもなく。そこで関わる人間のこと。
“サロン経営やスクール運営はマンパワー産業”と言われるくらいに人が重要な業界です。
それも今は雇うという発想でなく育てるという発想。
コレ、文字にすると簡単ですが実際はそう簡単ではない。
僕が聞いてびっくりするくらいの辞め方であったにしても。
感情の行き違いからくる意志の疎通がなくなってしまったとしても。
雇うのではなく育てるというスタンスですから、そこでこちらから“終わり”にしない。
ただ単純に「人を育てるやり方はこれが正解」というのを求めてはなく、じっと一人ひとりを観察している。
たとえ雇用関係が一旦、終わったとしても。
それぞれのリーダーはそのポジションにおいて観察と関わり方を微妙に変化させています。
やはり色んな分野の第一線でもがいてるニンゲンは関わる人に対して。
また自身に対してもそんなところをフォーカスしてる。
個々人に適したゴールや育て方を見極める目利きにこそ、これから教育に携わるニンゲンにとって必要なことなんじゃないかと。
人を育てるリーダーとしての視点を彼のような人間から学んでいるわけです。(文責:谷口晋一)