『身の丈を知ってさ、』
そんな言葉を耳にしますと。
現状より背伸びしすぎていること。
一般的には身の丈以上のことはするなよ的なニュアンスで受け止められてますが、僕の周囲で圧倒的に多いのはその逆です。
まさに個人で活動している多くのセラピストにもそれが当てはまります。
それはまるで、ちょっと頑張れば着れる服なので毎日毎日なんとか着てるけど。
身長の伸びに着ている服が追いついてないかのような。
自身の成長、進む方向、取り組むテーマに合わせた出来事や出会いやきっかけや気づきみたいなのは必ず先にあります。
体感的には知ってるけど、
やはりそれに気づかないふりをしている。
いや、もちろん僕自身だってそのあたりの窮屈さやモヤモヤをしばらく抱えては、毎回毎回着てた服をやっと脱ぎ捨てているんですが。
タンスの中をスッキリさせるとそこに新たな服を入れられるように、脱ぎ捨てた分だけ新しく入れられるようになるのに。
ただ周囲から言われるまで捨てられないんです、これが。
なので。
『身の丈を知ってさ、』
と僕が話したら。大抵そういうことです。(文責:谷口晋一)