最近はセラピストが施術やセッションなどセラピーをするのと同時に。
その伝承や活動スタイルの伝達など、スクールや教室、講座など“レクチャー”するケースが増えてきました。
そのスタイル自体は今のセラピスト業界の発展を考える上では必然的なものと考えます(その理由はまたいつの日か)
と同時に。
セラピストにとってのセラピーとレクチャー。これをひとまとめに捉えてはいけないとも考えています。
僕の立場で言えばコンサルティングと講義との違いと近いかもしれません。
コンサルティングではその人の中に潜り込み、そこから結果に結びつくために様々な角度からの選択肢を提示して一緒にトライアンドエラーを繰り返す。
まるで、浮き出てはそれぞれの島に上陸する様です。
一方、講義では決められた時間やテーマの中で、不特定多数の人に同時に言葉を発しながら、一人ひとり違った気づきや学びや適用に繋げられるように細かく投げかけをして最後全体のカタチを整える。
見える山頂はあるけど全部一括りにせずに登頂までの道筋を伝えるような。
コンサルティングと講義と同じように。
やはりセラピーとレクチャーは山と海の様に違うものです。
この違いを認識した上で各々スキルを構築しセラピストライフを歩むセラピストたちが今の業界を支えていますし、これから第2揺籃期のフロントランナーとしての役割を担っていくのです。(文責:谷口晋一)
『セラピストの学校とは』
https://www.relax-d.com/contents_1337.html