先日のこと。
大宮駅にあるスタバで打合せを終えて。
さて帰ろうとしましたら、突然『谷口さんですか?』と声かけられました。
この人混みで溢れた大宮駅で。
しかも近くにスタバは4軒ある中で!
こうして突然でも声かけてもらえるのは嬉しいものですね。
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かれこれ20年くらい前のことです。
分別もなく勢いで生きてた様な20代。
いわゆる自己啓発系やらビジネス系やらの書籍なんかも貪るように読んでいました。
そんな中、当時の自分にとって一人の著者がとてもいい影響を与えてくれて。
出されている書籍をよく読んでいました。
当時はネットでの情報も充実していなかったので書籍の後ろに記してあったメルアドに思い切ってメールしたんです。
『いついつに、ここにこい、と言われればどこにでも行きます。お会いしたいです』と。
するとその著者はどこの馬の骨だかわからないような僕に返事をくださって。
『◯日に新宿のホテルで朝食とってるけどその時間なら。』と。
慌てて仕事の休みをとって夜行バスで向かいましたよ。
そこでどういった話をしたか?は実はあんまり覚えていませんし、メモなんかも取れてません。
でも、その方が素敵な万年筆で大きめのノートに概念図みたいなものを書いてくださったことと、目の前に置かれた色鮮やかなフルーツの盛り合わせだけは、はっきり覚えてます。
実はそのサラサラっと書いた図がセラピスト支援事業の一つの型となったんです。
10数年後、その著者のセミナーが名古屋であることを知って。最後帰り際に挨拶しました。
ニコニコと。僕のことを覚えていてくれたことをすごく嬉しく感じながら、これからも少しづつ恩返ししたいなと家路につきました。
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僕が偶然の出会いから必然を掴み取っていったように。その偶然のイチパーツになれるのなら、と今思うのはそういったことがあったからです。
偶然という名の必然。
そこにはほんの少しの意思と行動が隠し味の様に加えられるものだと思ってます。(文責:谷口晋一)