もちろんセラピストといってもジャンルは広いので手技やコミュニケーションを通してマンツーマンで対人援助を行う職業と私はカテゴライズしています。
1980年代から始まったそんな日本のセラピスト業界は現在、第二揺籃期への移行期間です。
関わりの深いセラピストたちや出会ったセラピストたちの活動を通して。来たるべく第二揺籃期に向けて彼らが取っているいくつかの流れが見えてきます。
一つ目は、クライエントとの深い関係構築を今まで以上に意識しているということ。
新規の集客もさることながら、一度接点の生まれたクライエントとの関係構築により時間とエネルギーを費やすセラピストが僕の周りには非常に増えてきました。
二つ目は、伝えるという活動を意識しているということ。クライエントに対しても、同業界の人間に対しても。言い換えれば伝承する、遺す。
活動規模の大小に関わらず、地域性やまた収益性だけでなく。子孫を残すかの様に本能的な発想であるという点が特徴的です。
三つ目は、バランスを取ろうとしているということ。
揺籃期というくらいですから何がどうなっていくか?はまだ細かな予測は難しい。
そんな時だからこそ、クライエントに対してだけでなく自身のこと(学びやセルフケア)、プライベートのこと、セラピストとしての活動全般含め、自身の着地点を常に見ながら前を向いています。
クライエントが求めるという意味でも今後益々主体性を持った活動を行うセラピストが必要とされてくるでしょう。
セラピストの学校では今後より一層そんなセラピストライフを送るセラピストとの関わりを深めていきたいなと思ってます(文責:谷口晋一)