日常的な部署間会議とか沢山の人が関わるプロジェクトとは縁があまりありませんが。
そういった場面で出てきた議題に対して色々細かく質問する。それも次々に。すると『不確定要素が多すぎる』となり結局何もしなくなる。
アメリカの諺でそれを、「千の質問による死(death by a thousand questions)」と言うそうです。
翻ってセラピストが個人で活動したり新たな事に挑むセラピストチームからそういった相談を受けたときに僕はどうしているか?
セラピストへのサポートで僕が大切にしている4つのことがあります。
一つ目はその可能性をセラピストと同じくらいに信じる「可能性への確信」。
二つ目はもし僕があなただったら?と本気で思った先に生まれる千の質問ならぬ「千の提案」。
三つ目は、んじゃまずはここからやってみます?といった「行動への背中押し」。
そして四つ目、軸がブレそうになる前に気づいてもらう「往復ビンタ」。
新しく常に挑戦していくセラピストに対して。
こちらだけ気持ちよくなって無自覚に相手を死なせていないか?
これは僕自身への往復ビンタです。
セラピスト自身もまた、クライエントの心や身体に向き合っていく中で大切にしていることがあるはずです。
年の始めにそれをシンプルに考えてみるのはいかがでしょう。(文責:谷口晋一)